Aimi note

2021.04.05

ホントノキモチ

「ReSTARTING!!」リリースに伴って、インタビューをたくさん受けさせて頂いた。順調に進むインタビューの中、「MAYDAY」の話になる。もはや、愛美としては闇ポエムなるものを3年間吐き出し続けてきたので、今更恥ずかしさも躊躇いも無いのだが、やはり歌詞には驚かれたりする。

 

「死にたくなるんだよ」こんな気持ちになったりしますよね?

 

わたしの問いかけにインタビュアーさんは、「そうでしょうか?」といった表情を見せる。その返答に愛美はまた少し、病んだりする。

 

ああ、まだ、この世界は、私にとっては眩しすぎるのかもしれない、と。

 

3曲通して、世界観に共感し「光」を見出す人間もいれば、暗がりに驚き「闇」を感じる人間もいる。

 

前提として言いたいのは、共感を強いる訳では無いということ。

 

だって、それはそうだ。

 

「死にたい」

 

なんて

 

 

人生において、ただの一度も感じたことの無い感情であってほしい。

 

 

 

「考えたこともないです。」

そう言って笑い飛ばしてほしい。

 

ではなぜ、病むのか?

 

それは他人と比較して、自分を堕とすからだ。

ああ、なぜ、自分はこんなにも不幸なのだろうと。

 

 

そうすれば、一気に悲劇のヒロインの出来上がりである。

 

しかし、悲劇ゾーンに入る自分すら、浅はかだなと落ち込むからかなり面倒くさい。

 

 

病みの連鎖の出来上がりだ。

文章にしようとすると中々難しいので割愛するが、まあつまり、日々が面倒くさい。このへんはまたいつか話しますね。

 

 

そんな自分でも前向きに、未来を、感じたいなと思ったのが「ReSTARTING!!」である。

 

 

正直、アーティスト活動再開にあたり、不安はたくさんあります。

 

 

とても、とても、とても、とても、ありがたいことに、「愛美」の歌を聴きたいと言ってくれる人がいる。

 

 

私は、デビュー以来、歌に対する苦手意識がずっとある。

 

 

「自分は歌が下手なんだ」

そう思って生きている。

 

デビュー前は、かなり自意識過剰で、歌も上手いと思っていたし、なんなら自分のことを絶世の美女だと思っていた。(なんでやねん)

 

ある意味無敵。つまり、世間知らず。

 

 

デビューして、

初めて客観的に自分を見る。

 

 

恥ずかしかった。

 

苦しかった。

 

歌なんて1ミリも歌えてないし、

 

画面に映る自分の顔は、アイドルのように輝いてはいなかった。

 

 

 

ショックではあれど、いや、よくそこに気が付かないままここまで生きてこられたなと。

 

今の私なら褒めてあげられそう。(そんなことないかも)

 

なんて

 

自分のことを初めて理解して、

そしたら、

自分の悪いところばかり見えるようになって

 

考えなくていい事まで考えて

 

 

そんなことを10年。

 

 

続けてしまったなぁ。

 

 

 

からの

 

 

「ReSTARTING!!」

 

 

もう歌はソロで歌わないものだと

歌は歌える人が歌うのだと

歌が上手い人がソロ活動するのだと

 

だけど

 

 

「愛美」の歌が

 

聴きたい

 

「愛美」の歌を

 

また聴きたい

 

 

そう言ってくれるあなたがいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

私は

 

 

 

歌が好きです。

 

 

 

 

 

 

 

それは、ホントノキモチ。

 

 

 

 

夢だって見てた。

 

今だって見る。

 

輝くステージで、自分だけの歌を歌いながら。

 

それを心待ちにするお客さんがいて。

 

 

 

 

 

 

歌を歌うのが、怖くて、

 

逃げ出したい時もあった。

 

 

 

 

たくさんのキャラクターと出会い、彼女たちに、歌を教えてもらった。

 

音楽の自由さを教えてもらった。

 

 

歌うのが、また少し、楽しくなった。

 

 

 

だけど愛美として

彼女たちもいなくて

ひとりで歌うのは

 

やっぱりまだ怖い。

 

 

 

 

だけど、歌が好きで、好きでいてくれるあなたがいて、そしたらさ、思ったんですよ。

 

 

上手い下手って、関係あるかのか?

 

だって、私は歌が好きだし、

 

歌が好きな気持ちはホンモノだし、

 

聴きたいと言ってくれる人がいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

だったら、

 

 

また勇気を出して

歌ってみようと思った。

 

 

 

もちろんね、下手でいいやって開き直った訳では無いし、歌の技術の向上を諦めた訳では無いのですよ。

 

 

 

そこはしっかりがんばります。(ファイト!)

 

 

 

 

 

 

 

 

愛美、もうすぐ30歳になるんです。実は。

 

 

自分の人生について考えてみたら、残りの人生、やりたいこと、たくさんやってみたくなった。

 

そんな

 

 

「ReSTARTING!!」

 

 

 

 

またここから

はじめてみようと思います。

 

AIMI.